ブラウンカラーなのに「ブラン」。
水分を「ビタミンとポリフェノールをたっぷり含有した白ワイン」に頼っての名前です(アルコール分は飛ばしています)。

白ワインに含まれるポリフェノールは、300～700ppm程度で、赤ワインの半分～数分の１量ですが、少ないながらも分子量が小さく、有機酸が多く含まれる点で質が良いと考えられており、抗酸化力は赤ワインよりも高いそうです。

「ワイン風呂」は赤にも白にも肌の改善や老廃物の排出、引き締めに効果がありますが、成分構成からして、乾燥には断然白ワインです。

また、例えばスタンダードな組み合わせ「生牡蠣にシャブリ」は生牡蠣のエグみ(旨味)を助長しますが、これも有機酸による「殺菌効果」を兼ね備えた知恵です。
(余談・生牡蠣が苦手な方は、白ワインとは合わせない方が食べやすくなりますよ。)
この殺菌効果は塗布にも有効です。

また、白ワインには有機酸であるアルファヒドロキシ酸(AHA)が含有されています。
アルファヒドロキシ酸はグリコール酸や乳酸などの総称で、「適量であれば(←ココ大事)」角質を柔らかくしながら古い角質を優しく剥がれやすくするため、マチュア世代の遅れ勝ちな肌の新陳代謝を正常にしてくれます。

香り付けに使った「カユプテ」はティートリーに甘酸っぱさを加えたような澄ました香りで、抗菌、浄化に長けていながら、気持ちを安定させてくれます。
そこにライムで爽やかさを与え、ベースノートにはカユプテと同じく気持ちを落ち着かせるアトラスシダーを落とし込みました。
タイムのパウダー(抗菌、抗ウイルス)も加えました。

正直、可憐さや和らぎある幸せ系の香りではないのですが、いかにもライフパワーを回復できそうな薬効的な香りになっています。
これらはニキビ、吹き出物にも有効なです。
(ブラウンカラーは、タイムパウダーによるものです。)

アルガンオイルを主体にしたオイル構成と白ワインにより、洗い上がりは比較的スッキリしています。
暑かった夏ダレの回復を見越して作りましたが、スッキリ感がお好みの方には通年、お勧めです。
(スッキリ感は乾燥させるわけではなく、感覚的なものです。)

スベスベした心地好さを楽しんでください。

※精油は全体に対して着香程度の量ですが、各精油について過敏な方は他の着香、あるいは着香のない石鹸をお選びください。

※「手作り石鹸の一般特性とみみちゃん石けんのこだわりについて」のページの「着香」をご一読ください。

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