冬を忍ぶという異名を持つ精油とエイジングに逆らうオイルの協奏
アルガンオイル
精製アボカドオイル
マカダミアナッツオイル
ココアバター
キャスターオイル
ココナッツオイル
パームオイル
ローズハイドロソル
水酸化ナトリウム
スイカズラE.O.
真正ラベンダーE.O.
スウィートオレンジE.O.
今年のクリスマスに選んでみた香りはスイカズラの精油です。
カタカナで読んだ際、「スイカ」で区切っちゃったのはおバカな私だけかもw和名なら分かりやすい「吸葛」、「スイ カズラ」なのでした。
ハチミツに似た花の香りに引き寄せられてたくさんのミツバチが花から蜜を吸いに来ることから命名されたようです。
このツル性の底木は日本列島どこにでも、ソコラに一応、生えては いるそうです。
スイカズラを選んだきっかけは、幼稚にも「ハニーサックル」という可愛い英名だったからですが、調べたら別名「忍冬(にんどう)」だったので、ほぅぅ冬を迎える今にピッタリだ、と興味が増しました。
スイカズラは常緑性で、冬でも葉は丸まるけど落葉はしないのだそうです。
浄血、解毒、殺菌、高血糖症、抗真菌、またはブドウ球菌や連鎖球菌に抵抗する作用などなどがあることから、けっこう多岐に渡る疾患に効果があり、葉による「忍冬茶」は利尿作用や下痢緩和によいようです。
スイカズラの精油は一般、高価な天然香水に使われますが、香りは不安や抗うつに、肌にはシミ、シワ、細胞修復に効くそうです。
お酒ではホワイトラム酒の香り付けに使われます。
多くはアンフルラージュ抽出ですが、水蒸気蒸留法のFairy Aroma社のオーガニックを選びました。
タイ産のスイカズラです。
ラクトン成分が強い光毒性を持つので、直接の塗布には向きませんが、石鹸への配合は全体量からすると少量であり、洗い流すことから問題はないと思われます。
正直、個人的には「濃い朝露みたいな不思議で奇妙な草っぽさ」を感じてしまい、一般的に例えられる「ジャスミンに似ている」とか「甘い果実」のような香りは感じられず、想像した感覚とは違いましたが、「滅多とは無いであろう石鹸」としてお楽しみください。
真正ラベンダーとスウィートオレンジでスイカズラ独特の個性に和らぎを出してみました。
精油のお話しが長くなりました。
石鹸の主体オイルは軽快なアルガンオイルと重厚めな精製アボカドオイルで潤い感を重視しています。
水分はエイジングを歯止めするローズハイドロソル(pH4,6~4,7)。
香りと共に滑らかな泡と、洗浄後のしなやかさをお楽しみくださいませ。
※精油は全体に対して着香程度の量ですが、各精油について過敏な方は他の着香、あるいは着香のない石鹸をお選びください。
※「手作り石鹸の一般特性とみみちゃん石けんのこだわりについて」のページの「着香」をご一読ください。
※当店の石鹸は雑貨です。ご使用に関しましては自己責任でお願いいたします。
贅沢な香りがするの?
いやー、ジャスミンやマグノリアのような厳かさはなくて、どちらかというとカジュアルな香りだよ♪