８周年記念コフレは、
様々に香る幸せな泡
どんな時にも和らぐ泡
ピンクカオリンのプレゼント石鹸
前向きな落ち着きを取り戻すヘリクライサム主体のブレンドオイル
のセットです。

コロナ禍を引きずったまま立春を迎えたこの２月は、冬の曇り空、冷たい空気、所によっては閑散とした街や観光地、テーマパークなど、寂しい要素満載ですが、だからこそ、リセットして気持ちをアゲられますよう、洗うことが楽しみでありますよう、バスタイムが幸せに包まれますよう、心前向きに落ち着きますよう、願いを込めました。

園芸でもよく使われるキク科のヘリクライサムには、たくさんの種類がありますが、今回使っているのは学名「Helichrysum italicum」です。
お花から水蒸気蒸留法で抽出されます。
乾燥した土地でも育つので「不死」の意味を持つ「イモーテル」、乾燥させても鮮やかな黄色や形状が変わらないので「エバーラスティング」とも呼ばれます。採取して24時間以内に蒸留することで高品質の精油が得られるそうです。※学名「Helichrysum angustifotium」をイモーテルとする文献もあります。

お花そのものの香りは陶然とするちょっと気取った甘さ。

精油は基本ウッディーでいてちょっとスパイシーな、そして甘いけど、あまりお花の香りのイメージではなく、私個人的には民間療法にあるような変わったお薬みたいな気がします。

どちらかというと、単体ではなく他の精油と組み合わせることで活性する性質を持ちます。

この精油は何より、非毒性、非刺激性により極めて安全な精油で、敏感な方でも使用に問題がないそうです(絶対ではないと思います。)。

香りそのものには、あらゆるストレスの軽減、心の癒し、抗鬱作用。
病的恐怖やショックを減少させるともいわれ、一般の抗鬱作用とは異なり、疲弊したり無気力になった時、衰弱した時に強壮作用を持ちます。
ただ安らぐだけでなく、感情の滞りを無くし、何につけ肯定的になり、閉ざされた心を解放してくれるタイプです。

また、免疫機能を刺激促進する作用により、感染症を寄せ付けないパワーを持ち、身体自身の治癒能力を増大させます。
体の血液と気の流れをよくするので、頭痛、筋肉痛、神経痛に有効で、慢性的な咳や喘息、アレルギー症状の緩和にもいいといわれています。
パワフルな挫傷治癒力も持ちます。

塗布でも、抗アレルギー作用、アレルギーによる皮膚障害緩和作用、抗炎症作用、抗菌消毒作用、治癒作用。
抗真菌特性もあるそうです。
細胞再生作用に優れているので、老化肌にも有益です。

パワーに満ちた効能の、しかし妙とも感じる香りのヘリクライサム。
15年以上も前に使ってみるも、単体では芳しさからは遠く、まだ精油を扱いはじめたばかりで、どうにもうまく使いこなせなかったのです。
けど、またどうしてもチャレンジしたくて、さて、今回、どうお料理しようかと数日間、手首にヘリクライサムの原液を塗布して香りのクセを把握しつつ、他のことをしながらぼんやり考えていました。

ベタに文献を参考にした場合、柑橘、特にマンダリンとブレンドすると非常に香りがよいとのことですが、いちいち光毒性を持つ精油を加えるのはややこしいのでベルガテンフリーのベルガモットにしてみるも、イマイチ。
で、結局、香りを優先するとスウィートオレンジかマンダリンと相性がよいと感じ、今回は皮膚再生作用や強壮作用、むくみ防止作用を抱えたマンダリンを加えることにしました。

けど、ヘリクライサムのノートすら不明な妙な香りとトップノートの柑橘マンダリンではケバ立つから、甘く可愛らしいカモミールローマンを加えて円みを持たせ、複雑に香るプチグレンで曲がりくねらせ、ラベンダーより落ち着いたラバンジンでオチを着けてみました。

ローマンカモミールには抗炎症作用、肌荒れの改善効果があり、プチグレンには皮脂バランス調整作用、皮膚強壮作用や浄化作用があり、ラバンジンは瘢痕形成作用を持ちます。
よって、ヘリクライサムやマンダリンを含む全体の塗布作用は強壮、再生。

ブレンドバランスを様々に変えつつ、しっくり来たところは、ブレンド前のイメージとは違う、よい意味で落ち着いた香りになりました。
想定が裏切られた面白みにニマッとしたのは久しぶりです。

種類でいえばウッディーハーブの系統。
そして、その要素がどこから出てきたのか、材料の先入観なく嗅ぐとリーフ調だと感じるのです。
ツンツンしないハキハキもしない、青いリーフというよりしっかり熟れた落ち着いているのに瑞々しささえ感じます。
表現にしくい香りですが、心がストンと和む種類だと感じます。

塗布で刺激はありません。
嗅ぐことでざわめく心が落ち着き、塗ったそばからそこに留まってしっかり保湿されます。

華やかではないけど、よい意味で大人なこのブレンドオイルを是非、堪能いただきたく思います。

フローラルウォーターなどで湿らせてから塗布してください。
また、首筋や手首に塗って香りをお楽みください。
苛立ちには明るい鎮静を与え、穏やかな眠りを誘ってくれるでしょう。

マンダリンの配合により、夜のご使用をお勧めします。

※香りは個人の感性はもちろん、その日の体調や精神状態、環境によって感じ方は変わります。
私自身、今日合わなくて放り出した香りが、半年後に試してみると安らいだ経験があります。

※ご注文をお受けしてからブレンドしておりますが、精油そのもののブレンドは経時で角が取れて丸くなります。
ベースオイルは劣化しにくいものを使用しておりますが、なるべく早くご使用ください。

※ローズヒップオイルや月見草オイル(イヴニングプリムローズオイル)などの劣化しやすいオイルは、ご自身で使用の都度、ブレンドしてみてください。

※16%は希釈ではなく濃度ですので、一般的な提示より若干濃いものとなります。
濃い場合はベースオイルで薄めてください。

新しいカテゴライズや商品説明、既存の商品説明の強化などなどにより、蜜蝋キャンドルを作る余裕が見つかりませんでした。
いつか蜜蝋キャンドルに成功しましたら、次回のクリスマスコフレのプレゼントにさせていただきたいと思って、思うだけ、思いたく、思いつつおります(^_^ゞ

ミニョンはこちらのページをご覧ください(^^)/

※各石鹸の詳細につきましては、商品一覧をご覧くださいませ。