イランイランの香りを満喫できるシットリうっとり石鹸です。

フィリピンのタガログ語で「花の中の花(学名・Cananga odorata)」という意味を持つイランイラン。
余計な話し、関西弁なら「要らない要らない」になってしまうから、初めて聞いた時は「なんやそりゃ？」なのです～。

このエキゾチックで、まだるっこしいほどに芳しい香りは、激しく好き嫌いが多いと思われますが、ハイブランドに於ける女性らしい香水には多用されています。

しかも代名詞は「フローラルハイ」。
お花の香りで幸福感が得られるといった感じです。
しかし高揚というより、興奮やショック、または怒りやパニックなどをアドレナリンの流出を穏やかにして、ゆっくり解してくれるので、落ち着く香りです。

肌への効能としては、よく「過剰な皮脂分泌を抑える」とありますが、どちらかというと「水分油分のバランスをとってくれる」といった方が合っていると感じます。

主要有機化学成分はリナロール、ゲラニオール、酢酸ベンジル、安息香酸メチル。
中のエステル類に属する酢酸ベンジルと安息香酸メチルは花が熟成に達した時に香り成分が最高に達するのですが、イランイランはこれらの含有量が多いため、これ程の芳香を漂わせます。
この石鹸は芳香高くエステル量の多いファーストグレードを使用しました。

プラス、イランイランの香りの重たさを引き立てる、あるいは緩和する草っぽさを備えたパルマローザと可愛らしい柑橘香のスウィートオレンジをブレンドしています。

石鹸そのものは、粘りと柔らかさを保つオイルバランスで整えています。
後は滑らかながらにスッキリ、そしてホッコリ系。

様々なストレスにまみれても、心落ち着けて穏やかで居たい日にお勧めしたい石鹸です。

※精油は全体に対して着香程度の量ですが、各精油について過敏な方は他の着香、あるいは着香のない石鹸をお選びください。

※「手作り石鹸の一般特性とみみちゃん石けんのこだわりについて」のページの「着香」をご一読ください。