手作り石けん-みみちゃん石けん

こんな石けんが欲しかったから
 洗うオイルが呼びさます
  • 火麻

    リウォーディング
    円やかさと滑らかさいっぱいのガンマリノレン酸含有の石鹸
    使用材料

    ヘンプシードオイル
    馬タテガミオイル
    マカダミアナッツオイル
    ヘンプシードバター
    オリーブオイル
    キャスターオイル
    パームカーネルオイル
    ティートリーハイドロゾル
    水酸化ナトリウム
    イランイランE.O.
    スウィートマージョラムE.O.
    ラベンダーE.O.
    セージパウダー
    ローズマリーエクストラクト

    標準80g - 2600円(税込)
    (本体価格2550円)

    店主の感想

    「火麻(ひま)」は、ヘンプシードです。
    ヘンプシードオイル、ヘンプシードバターは、アサ科のCannabis sativaの種子から採取されます。

    ヘンプシードオイルは、オメガ3系脂肪酸が全体の20%、リノール酸とγ-リノレン酸を合わせたオメガ6系脂肪酸が59%で、「オメガ6:オメガ3」の比率は3:1です。
    これは、代表的な植物油の中では、理想にもっとも近い数値です。

    そのヘンプシードオイル主体の石鹸は以前にも作りましたが、酸化しやすいオイルはそのままでも石鹸にしてからも扱い辛かったので止めてしまいました。
    しかし、その見逃せないガンマリノレン酸の効能や円やかさが忘れられずに、今回、ローズマリーエクストラクトで酸化を防止し、融点高めの馬タテガミオイルとヘンプシードバター、パームカーネルオイルは融点ギリギリで溶かして、更にオイルバランスを工夫しての再開です。
    あまり長くは保管したくないので、頻繁に製作します。

    通常、「よく摂取するであろうリノール酸の一部がガンマリノレン酸に代謝される」けど、例えば荒れ症、特にアトピー症の方はその代謝力が弱い、あるいは持たないといわれているので、自らガンマリノレン酸を体内に、あるいは皮膚に与えることで症状が改善されるので、是非お勧めしたいです。

    ヘンプシードオイル自体はとても重たい感触でありながら、以前は石鹸にすると泡切れのよい軽めの泡が起っていましたが、今回はオイルの容量バランスを変えたためか、えっ?というほどに濃密で滑らかな泡が起ちます。
    それはネットリといってもよいくらいで、優しい包まれ感が高いです。

    精製水は、これも荒れ症やアトピー症に効果があることが実証されたティートリーハイドロゾル(pH値4.2~4.4)に置き換えました。

    もちろん、トラブル等のない状態の方にも肌再生効果が高いので、ご使用いただきたく思います。

    硬さを馬タテガミオイルとヘンプシードバターにのみ求めたこの滑らかさは病み付きに。

    リラックスと心身バランスを意識して、イランイランとスウィートマージョラム、ラベンダーで着香しましたが、石鹸はブレンドオイルやスプレーとは出来上がりの想定が違って、比重を一番多くして強調したはずのイランイランの重たく甘い香りは思うほどに立たず、個人的には東欧のどこか異国の香料のような不思議な印象を持ちました。

    ※精油は全体に対して着香程度の量ですが、各精油について過敏な方は他の着香、あるいは着香のない石鹸をお選びください。

    ※「手作り石鹸の一般特性とみみちゃん石けんのこだわりについて」のページの「着香」をご一読ください。
    ※当店の石鹸は雑貨です。ご使用に関しましては自己責任でお願いいたします。
    ユーザー

    リノレン酸にも種類があるの?

    mimi

    アルファとガンマがあって、アルファは体の中でEPAとDHAに代謝されるよ。ガンマは、炎症を抑えるプロスタグランジンE2の原料になるから、欧米ではアトピー性皮膚炎と関節炎の治療に使われてるんだって。ガンマは塗布で抗アレルギー作用や抗炎症作用が認められているよ。ヘンプシードオイルはその一つ。ボラジオイルや月見草(イブニングプリムローズ)オイルもガンマリノレン酸を多く含んでるよ。ただ、どれも酸化しやすいから、摂取する場合は保管しやすいカプセルのものを選んでね。