リリース以来、「どれが一番潤う？」と質問されたら、よい意味でのノーマルさ、類い稀なる効能に、すかさずこのブラッククミンを口に出します。

「ブラッククミンシードオイル(カロンジオイル)」は、スパイスで一般的に有名なセリ科のクミンではなく、キンポウゲ科のブラッククミンの種子から抽出されたオイルです。
和名「ニオイクロタネソウ」、英名「Black Cumin」、学名「Nigella sativa」。
エジプトでは3000年以上前から「万能オイル」として利用されており、なんと「死」以外のあらゆる病気に効くとさえいわれた、いわば薬効オイルです。

組成はオレイン酸21.5％、ヒト皮脂に類似したパルミトレイン酸12.5％。
有効成分の含有は、鉄、リン、酵素、カロテン、ビタミンE、ニゲリン、ニゲロン等、100以上。

塗布では、
・皮膚組織再生作用
・皮膚保湿、引き締めによるアンチエイジング作用
・ニキビや日焼けに対する抗炎症及び鎮静作用
・髪や爪の回復作用(多分にケラチンタンパクへの作用)

ブラッククミンシードオイルをベースにしてケン化率を落とした石鹸というのはいかがなものかと思いつつ、この作用を見過ごすわけにはいかず、プリマヴェーラで精製度の高いコスメグレードのブラッククミンシードオイルを見つけ、思い切るほどに多用してみた試作品があまりによかったので、商品にしました。

オイル自体は少し焦げたような茶色です。
イメージが刷り込まれてのせいかもですが、薬膳っぽい匂いがします。
オイル自体はめちゃくちゃな粘質とは思いませんが、石鹸にすると、これまでの何より粘度の高い泡が起ちます。
この粘質な泡を充分に纏ってから流した後は、洗えているのに全くストレスのない柔らかな状態です。
贅沢に比例した価値を感じます。
水分はセージハイドロゾル(pH3.9～4.2)。

酸化しやすいオイルのため、天然の酸化防止剤「ローズマリーエクストラクト」を加えていますが、一気に量産はせず、ちょこちょこと制作していきます。

※内服では、
・花粉症や気管支炎系統のアレルギーの緩和(抗ヒスタミン作用様を持つニゲロンによるもの)
・免疫機能の調整
・胃腸系の調整(ニゲリンによる消化促進作用)
・抗真菌や抗微生物、ウイルスなどが原因の不調緩和
・血糖値や血中コレステロール低下作用
・がん細胞の増殖抑制
・認知症予防
まさに万能であります。
食品グレードを一日小匙２杯ほどの服用で健康を保てるようです(酸化しやすいのでカプセル形状も多くあります。)。